本校では、その教育理念に基づき有為な幼稚園教諭及び保育士を養成するため、教育・社会福祉専門課程に第一部及び第二部 幼稚園教員・保育士養成科、第一部 保育士養成科を置き、以下のような方針に基づいてカリキュラム(教育課程)を編成しています。
- 1. 人権尊重の教育の推進
- 学校教育活動全体を通して、教職員と学生、学生相互の信頼関係を築き、互いの人格を尊重し、使命感・責任感、共感・思いやり、正しいもの・美しいものを愛する感性を育む教育を推進します。
- 2. 質の高い教育の推進
- (1)教員が持つ多様な専門性・特性を活かし、また外部講師を積極的に活用して質の高い教育の推進を図るとともに、教員の研修・研究を実施して教員の資質と指導力の向上を図り、学生一人ひとりの能力、特性及び個性の伸長を目指します。
(2)質の高い教育を推進するために施設及び設備の整備を推進しており、最新のAV機器による視聴覚機器、約200名収容可能な階段教室、19室の個人ピアノレッスン室の整備等学校内の施設及び設備を充実させ、良好な教育環境の確保を進めます。 - 3. 開かれた学校の創造
- 学校についての様々な情報については、関係業界、地域住民、保護者等に対してホームページ、学校案内及び行事案内等の刊行物の掲載、配布、説明並びに学校の施設開放等を通じて積極的に最新の情報を発信して理解を深めるとともに、連携及び協力して開かれた学校とします。
- 4. 安全・安心な学校作り
- 校内組織の保健安全委員会を定例的に開催して、学生の通学途上や学校生活等における危機・安全管理体制や防災防火体制について対策を立て、安全・安心な学校作りに努めます。
- 5. 実習と教科指導を重視したカリキュラムの編成及び実施
- (1)各養成科では、現場の即戦力となる有能な幼稚園教諭及び保育士を養成するため、音楽、造形及び身体等の表現を重視し、技能及びコミュニケーション能力の向上を目指します。特にピアノは、多数の優秀な講師陣を配して、学生の能力に応じた個別指導による丁寧な指導を行い、高いレベルのピアノの技能習得を目指します。
(2)各年次生への通常の教育実習及び保育実習の他に、第一部1年次生には、事前に保育の楽しさを実体験させる教育保育実地研究又は保育実地研究を附属の幼稚園・保育所で計画実施し、「ふれ合いながら学び、学びながらふれ合う」ことを実践しつつ、現場での学びを通して理論と実践の一体化を図ります。
(3)第二部(夜間部)の学生には、昼間、県下の幼稚園及び保育所等において助手として現場体験を積むことを通し、即戦力としての力量を高める助手勤務制度を実施します。 - 6. 学生の個々の課題に応じたきめ細かな指導・助言・援助等
- (1)学生の質の多様化に対応するためクラス担任制を採用し、クラスの担任及び副担任が、学生の個々の課題に応じたきめ細かな指導・助言・援助等を行います。
(2)本校においては幼稚園教諭及び保育士の2つの資格の取得が可能であり、こうした資格取得者の卒業年次生を対象とした就職指導では、就職指導の時間を授業として配し、きめ細かな指導を実施します。